株式会社グリーンマウスでは、皆さまの不要になったシザー(ハサミ)やコームなどを当社にて研磨・調整を行い、東南アジアを中心に活動している民間の国際協力団体である(財)国際開発救援財団 (FIDR) へ寄付しています。
この寄付を通して、カンボジアで人身売買の被害を受けた少女たちが、手に職を得て自立するために学んでいる理容技術トレーニングのお手伝いをしています。
日本から寄贈されるシザーなどの道具は、その品質の高さから、美容のトレーニングを受ける少女たちをはじめプロジェクトの関係者にも大変喜ばれ、励みとなっているそうです。
洋裁用でも、ヘアー用でも、切れないハサミでも構いません。ご不要のハサミがございましたら、ぜひ当社までお気軽にお問い合わせください。
なお、ハサミはトレーニングの学習時のみならず、理容技術トレーニングを修了した少女たちにも提供されます。
これにより、彼女たちが習得した理容技術を活かして生計を立てることができるよう後押しします。
実習用店舗で行われる理容研修。少女たちは真剣に取り組んでいます。
自立後にお店を開いた少女に経営状況を聞く担当職員(写真左)
2010年1月にGreen Mouseでは、皆さまからお譲りいただいたハサミを(財)国際開発救援財団 (FIDR) に寄付いたしました。カンボジアに届けられたハサミが使われている様子が現地から届きました。
今回保護センターに届けられたシザーは27本でした。
ハサミは、人身売買の被害を受けた少女たちが暮らしている保護センターで行っている職業訓練のための理容技術トレーニングで早速使われています。
理容技術トレーニングでは、1日7時間、9ヶ月の間で終了するカリキュラムを実施しており、少女たちはカットやセット、マニキュアなどの技術を学んでいます。
寄付されたハサミを使った少女たちは、「普段使っているハサミより数段切れ味がよく、使いやすい」「通常使っているハサミは、あまり切れないもので用心していなかったけれど、頂いたハサミは格段に切れ味が良く、うっかりすると指を切ってしまうため、取り扱いに慎重になった」など、その切れ具合に驚いたようでした。
これまではカンボジアで一般的な2ドル(180円)~3ドル(270円)の切れ具合の悪いハサミを研修で使っていた少女は「このような貴重なハサミはカンボジアで手に入らないので、大事に使っています」と語ってくれました。
良いハサミを大切に使うことで、技術習得にも熱心になり、ぐんぐん上達することを期待しています。
写真・文提供:FIDR
このように、皆さまから寄付していただいたシザーは、Green Mouseでの研磨後、カンボジアの少女たちの自立に、着実に役立っています。これまで寄付していただいた皆さまのご厚意に感謝すると共に、より多くのシザーを寄付できるよう、一層のご協力を何卒よろしくお願いいたします。
洋裁バサミでも、頭髪用ハサミでも、
切れないハサミでも構いません。
ご不要のシザーを寄付されたい方は、
お気軽にお問い合わせください。